2016/11/04 【経済・統計】 中国:自転車シェアリング利用拡大、システム不備や破壊など問題も

 中国国内で自転車シェアリングの業者が続々と誕生し、利用が拡大してきている。ただ、普及に伴ってシステムの不備やユーザーによる自転車破壊といった問題も目立ってきた。中国新聞網が2日付で伝えた。
 中国の自転車シェアリング業界では、「ofo」と「摩拝単車(Mobike)」が有名だ。いずれもユーザーがスマートフォン・アプリを利用して近くにある車両を探し、利用できるというサービスを提供している。ただ、「摩拝単車」に対してはこのところ、「アプリで自転車が見つけにくい」としてシステムの改善を求める声が上がっている。
 「摩拝単車」の自転車は、ユーザーによる破壊などの被害に遭っていることも分かった。同社は最近、インターネット上で「自転車は重傷です。助けてください」とのメッセージと共に、破壊された自転車の写真を公開。「自転車を川に放り投げ、さらに6台も壊した」という人物についての目撃情報を求めている。
 自転車シェアリングをめぐっては、「厳冬期に乗りたくない」「大気汚染の中では利用できない」「交通渋滞がひどいので乗るのが難しい」といった声も上がっている。こうした点も、事業を継続していく上でのリスクと指摘されている。

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