2017/03/15 【政策・政治】 台湾当局が中国留学生をスパイ容疑で拘束、外交部から機密入手

 台湾法務部調査局はこのほど、中国のスパイ容疑で台湾国立政治大学・企業管理研究所の卒業生、周泓旭容疑者(29)を拘束した。同局によると、周容疑者は台湾外交部の職員から機密資料を入手した疑いがもたれている。英メディアが伝えた。
 台湾当局によると、周容疑者は学生の身分を“隠れみの”に、台湾でスパイ組織の育成を行うとともに、複数の政府機関や学校から機密の入手を図ったという。また、在学中に知り合った台湾外交部の職員を日本への旅行に誘い、現地で外交機密文書を受け取ろうとした。さらに、チャットアプリ「微信」を通じ、この外交官らの公務上の情報を得ようとした。
 報道によると、周容疑者は遼寧省本溪市の出身。台湾の淡江大学などを経て、同研究所に入った。
 中国の対台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、「この事件は、『中国情報機関が台湾に浸透している』と台湾独立派勢力が騒ぎはじめた矢先に起きた」と批判。台湾当局による“でっち上げ”のと見方を示した。
 なお、香港メディアでは、中国のスパイ約5000人が台湾の政府機関などに浸透していると報じられている。

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