2017/03/16 【経済・統計】 中国:中小空港の経営悪化、17年補助は8%増額

 中小規模空港の運営が補助金に依存している実態が判明した。2015年下半期から16年上半期の経営状況に基づいて算出された各空港に対する2017年補助予算は総額14億2900万人民元(約236億円)。経営が芳しくない163空港に支給する。16年補助予算と比較し、金額ベースで9%、空港数ベースで7%ずつ増えている。北京商報などが15日までに伝えた。
 補助額の上位は、カシュガル空港(ウイグル自治区)、綿陽空港(四川省)、遵義空港(貴州省)、滬州空港(四川省)、九寨空港(四川省)など。大都市に立地する大規模空港と比べて、経営の困窮が目立つ。人口の少なさ、観光・ビジネス資源の乏しさなどが背景だ。高速道路や高速鉄道との競合も逆風。陸上交通網の整備が進むなか、運賃が比較的に高い航空便は、敬遠される傾向があるという。
 ある統計によれば、全国に点在する空港200カ所あまりのうち、70%は赤字経営。中央政府や地方政府の補助金を得て、ようやく運営が継続されている。
 14年下半期から15年上半期の経営状況に基づいて算出された各空港に対する16年空港補助予算の行方は、新彊向けが1億5249万人民元、四川向けが1億3237万人民元、内モンゴル向けが1億2791万自民元、雲南向けが9423万人民元、貴州向けが7399万人民元など。補助を受けた152空港のうち、21空港は高地、または高原に位置する。総額は2億60万人民元だった。
 各年の補助動向は、14年が10億7854万人民元(135空港)、15年が前年比12%増の12億1113万人民元(146空港)、16年が9%増の13億1433万人民元、(152空港)で推移してきた。

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