2017/04/19 【経済・統計】 中国初の宇宙補給船「天舟1号」、20〜24日に打ち上げへ

 新鋭運搬ロケットの「長征7号遥2」を用いて、中国初の宇宙補給船「天舟1号」が20〜24日にかけて打ち上げられる予定だ。海南省の文昌衛星発射センターで現在、準備作業が進められている。切り離される「天舟1号」は、運用中の宇宙実験室「天宮2号」と3回にわたってドッキング実験を行う計画だ。
 2つのハッチをもつ「天舟1号」は、天津の工場で生産された後、海路で海南省に運び込まれた。全長10.6米、最大直径3.35米、太陽光パネル展開時で幅14.9米、最大離陸重量13トン。貨物輸送能力6.0トンで設計された。3カ月の独立飛行能力を備える。
 中国航天工業公司が開発した「長征7号遥2」は、重量13.5トンの貨物を地球低軌道に投入する能力を擁する。
 宇宙実験船の「天宮2号」は、2016年9月15日、同じく酒泉衛星発射センターから運搬ロケット「長征2号F T2」で打ち上げられた。設計寿命は11年9月に打ち上げられた初号機「天宮1号」と同じ2年。宇宙飛行士2人を30日間生活させる能力を擁する。
 中国の衛星・ロケット産業は、飛躍的な「成長期」を迎えている。2016年のロケット打ち上げ回数は24回と過去最高を記録し、世界首位に躍り出た。航空・宇宙分野の国有企業、中国航天科技集団によると17年は打ち上げ回数約30回を計画しており、最多記録を塗り替える見通し。中国政府は先月発表した「戦略的新興産業」の第13次5カ年計画(2016〜20年)で、衛星産業とその応用産業の発展を後押しする方針を明記した。

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