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  ニュース     2020/01/23 18:59

中国:四川省が養豚増強、20年出荷33%増の6000万頭へ 無料記事

 主産地の四川省が養豚能力の増強に取り組んでいる。家畜伝染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」の感染拡大で減産を余儀なくされたものの、四川省は2019年に合計約4500万頭を出荷した。政府が定めた年間目標4008万頭を12%も超過達成した。四川省の養豚規模は中国全体の1割を占める。20年は6000万頭(前年比↑33%)の出荷を目指している。中国新聞網がこのほど伝えた。
 豚肉供給能力の回復を狙い、四川省では19年に18市、91県(区)の各地で合計435件の養豚プロジェクトを着工。これらの投資額は152億人民元(2432億円)に達した。完工後は年産能力が900万頭近く上乗せされる。
 このうち南充市嘉陵区の天兆核心種猪場プロジェクトは先ごろ完工。約5000万人民元(8億円)を投じ、わずか面積30ムー(2ヘクタール)の土地に7階建ての養豚ビルを整備した。土地の高度利用を通じ、5000頭の養豚を可能にする。
 一方、地元の養豚大手は、畜産農家と養豚で契約。企業が子豚、飼料、薬品類、飼養技術を提供し、農家は養豚を代行する。人手を提供するだけの農家は、経営リスクの大幅な低減を実現した。南充市高坪区の泰吉家庭農場も大手企業と契約。面積2000平方メートルの養豚場で1700頭あまりの飼育代行に乗り出した。


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