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  ニュース     2020/01/23 18:59

中国:春節連休の出入境2%増へ、1日平均187万人見通し 無料記事

 春節連休7日間(1月24〜30日)の出入境(香港・マカオを含む海外渡航)者数は、中国で1日当たり平均187万人に上る見通しだ。全国各地の「口岸」(出入境検査場)では、旅客の往来数が前年同期比で2%伸びるとみられている。中国国家移民管理局が22日に発表した。
 北京首都機場、上海浦東機場、广州白雲機場、成都双流機場などの大空港では、特に客足が伸びる見込み。1日当たり平均の出入境者数は、前年同期比でそれぞれ5.9%増の延べ7万7000人、2.0%増の11万6000人、7.7%増の5万6000人、7.0%増の2万2000人に達すると分析された。
 香港・マカオに近い拱北口岸(広東省珠海市香洲区)、横琴口岸(広東省珠海市横琴経済開発区)でも往来増を想定。それぞれ1日当たり平均で14%増の40万9000人、6%増の3万9000人を見込んだ。
 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている。昨年12月から新型肺炎がみられた武漢市では、武漢市衛生健康委員会が今月21日、市内の出入りを一部制限する措置を発表した。市外への団体ツアーを禁止するほか、武漢に出入りする車両について、野生動物などを積んでいないか抜き打ち検問を実施する。春節の大型連休を前に、人の出入りを厳しく管理することで「封じ込め」を図る意向だ。
 中国民用航空局は21日、すでに購入済みの武漢便について、購入者からキャンセルの申し出があった場合、無料で手続きを行うよう航空各社に通達した。
国家衛生健康委員会は23日、同日午前零時現在、25省・直轄市・自治区で新型コロナウイルス感染患者571人を確認したと報告した。うち重症は95人、死亡は17人。死者はすべて湖北省で確認された。疑い例は13省・直轄市・自治区で393人を数える。22日には、257人が新たに確認された。


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