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  ニュース     2019/12/09 18:59

11月BYD新車販売は19%減の4.1万台、うち新エネ6割減の1万台 無料記事

 充電電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)は6日引け後、今年11月の営業データを発表し、新車販売台数が前年同月比19.0%減の4万1295台に縮小したと報告した。マイナス成長は5カ月連続。うちガソリン車は43.9%増の3万75台に伸びたものの、新エネルギー車が62.7%減の1万1220台に落ち込んだ。新エネ車は10月の54.6%減から下げ幅を拡大させている。
 新エネ車の内訳は、乗用車が62.9%減の1万675台、バスなどの商用車が59.2%減の545台。うち乗用車では、電気自動車(EV)が47.9%減の8000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が80.0%減の2675台に落ち込んだ。政府による新エネ車補助の縮小が響いたとみられる。
 1〜11月の累計では、全体の販売台数が7.3%減の45万1050台。うちガソリン車が19.2%減の20万1813台、新エネ車が7.6%増の21万6407台で推移している。
 二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に参入。小型ガソリン車のほか、PHVやEVを生産・開発する。2009年5月にVW、10年3月にダイムラーと業務提携。ダイムラーとは、EV研究開発の折半出資会社を設立した。米著名投資家バフェット氏が戦略投資家に。09年に同氏の投資会社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資、株式8%を保有している。


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