北京市衛生健康委員会は7月1日、前日の6月30日に確認された新型コロナウイルスの北京市内における新規感染者は3人だったと発表した。感染の疑いがある患者や無症状感染者はいなかった。6月11日以降の集団感染の発端となった新発地卸売市場がある豊台区では、新規感染者が出なかった。地元ニュースサイトの北京日報によると、豊台区の感染者なしは19日ぶりとなる。
　ニュースサイトの中国新聞網によると、新発地卸売市場周辺では30日、団地12カ所の段階的な封鎖解除を決めた。豊台区が招いた専門家の調査を元に、感染者が出なかった団地5カ所は直ちに解除。6カ所は感染者が出た14棟以外で解除。1カ所は経過観察中の一家族を除いて解除した。
　国家衛生健康委員会の7月1日の発表によると、前日の6月30日に確認された新型コロナウイルス肺炎の新規患者は3人で、国内（いずれも北京）の感染者だった。新規の死者はいなかった。新規の感染疑いの患者2人で、海外で感染したとみられる。
　国内で現在治療中の患者は421人（重症者7人）。累計患者数は8万3534人、退院患者が計7万8479人、死者数は計4634人。感染疑いの患者は現在計8人いる。
　中国本土以外の累計患者数は1698人。うち香港が1205人（死者7人）、マカオが46人、台湾が447人（死者7人）だった。


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