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  ニュース     2020/07/01 18:59

中国:新型の豚インフルウイルス確認、パンデミック警戒感 無料記事

 中国の研究者によって、新型の豚インフルエンザウイルス株「G4 EA H1N1」が確認されている。パンデミック(世界的な大流行)が起きる可能性もあるとする論文をまとめ、6月29日に米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表した。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)が伝えた。
 論文で新型のウイルスをG4と命名する。2009年に流行した豚インフルエンザ(H1N1)ウイルスから変異したようだ。論文執筆者は、中国疾病対策予防センターの研究者で、ウイルスが「人に感染しやすいあらゆる特徴を備えている」と指摘した。
 研究者は2011〜18年にかけて、中国10省の家畜処理場で豚3万トンからサンプルを採取。動物病院でウイルス179種類を分離したが、ほとんどが2016年に豚の間で流行している新型インフルエンザと関係していた。
 これら分離されたウイルスをフェレットに感染させると、発熱、せき、くしゃみなどヒトと似た症状を示すため、さまざまな実験を行った。その結果、G4は感染力が強く、ヒトの細胞内で複製を行ったところ、フェレットでさらに深刻な症状を引き起こした。ヒトの季節性インフルエンザに対する免疫力では、G4に対抗できないとう。




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