ソニーグループのソニー・グローバルエデュケーションは2日、世界最大規模のオンライン授業プラットフォーム「ClassIn」を提供する北京翼鴎教育科技有限公司（EEO：Empower Education Online Ltd）と業務提携したと報告した。双方は今後、日本国内の教育機関向けにインタラクティブなオンライン授業プラットフォームを展開する。
　新型コロナウイルスの世界的な感染症拡大を受け、日本国内でも学校の休校が相次いでいる。両社はこうした状況下でも生徒が安心して教育を受けられるソリューションの必要性を考慮し、国内の教育機関に最適な遠隔学習を実現するオンライン授業プラットフォームを提供する構えだ。また、教育機関での教師不足などの課題解決にも寄与したい考え。
　北京市を拠点とするEEOは、2014年に創業した教育サービス企業。中国をはじめ世界中の教育市場向けにサービスを展開する。15年に提供を開始したオンライン授業プラットフォーム「ClassIn」は、全世界2万以上の教育機関が採用。これまでに50万人以上の教師と1200万人以上の生徒のオンライン授業に活用されている。北京大学、北京師範大学、上海交通大学などの中国国内で著名な高等教育機関、新東方や好未来などの大手中国教育企業、またUdacityやPearsonなどのグローバル教育企業でも利用されている。
　ソニー・グローバルエデュケーションは、EEOとの協業によりインタラクティブにオンライン授業を支援する国内教育機関向けのプラットフォームを20年中に正式リリースする計画だ。


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