中国の湖北省武漢市を中心に、新型コロナウイルスによる肺炎が多発している事態を重視し、外務省は24日、湖北省の感染症危険情報を連日で引き上げた。武漢市のリスクを23日にレベル1からレベル2に厳格化したばかり。さらに今回は、湖北省にまで範囲を拡大したうえで、レベル3にまで強化した。
　湖北省全域を除く中国に関しては、十分な注意を呼びかけるレベル1に据え置く。
　各市当局が24日、武漢市近隣6市（鄂州市，仙桃市，枝江市，潜江市，黄岡市，赤壁市）に関し、公共交通機関の停止、鉄道の駅及び市を離れる道の封鎖を発表した点を踏まえた措置。感染の地理的拡大を懸念している。また、武漢市でも患者数の増加ピッチが加速した。これらの現地の感染拡大が想定されるという。
　感染症危険情報はレベル1からレベル4まで4段階あり、レベル1が最も低い。
　レベル1は「十分注意してください」、レベル2は「不要不急の渡航は止めてください」、レベル3は「渡航は止めてください」(渡航中止勧告)、レベル4は「退避してください。渡航は止めてください」(退避勧告)を示す。


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